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海外からの迷惑メールを自動仕分けする効果的な方法 2004年7月3日

 私が使用している迷惑メール対策です。 1年くらい使用していますがかなり有効です。 迷惑メールに混じってウィルスメールが良く送られてきますが、それに対してもかなり使えます。

 迷惑メール、いわゆるスパムメールの対策はメールソフトやプロバイダのメールサーバに施すものですが、その方法はメールをより分ける、つまりスパムフィルタを使うのが一般的です。 私が用いている方法も、メールソフトのフィルタを利用する方法ですが、そのフィルタの条件に少し工夫をします。

 よく、フィルタ条件として特定のドメインとか、アドレスでより分けたり、差出人・メッセージやタイトルで 特定のキーワードがあるものでより分けたりしていますが、スパマーは星の数ほどおり、一々 登録していたらきりがありません。  また、スパムを出す側もこのことをよく知っており、特定のキーワードが認識しにくいように、わざとスペリングを間違ったり、空白や画像文字で送りつけてきたりするものがほとんどです。 私の場合は、海外からのものが多く、一時期 .co.jp や .ne.jp とか 以外のもの、 特に無国籍の .com, .net のメールはすべてゴミ箱直行の設定にしていました。  しかし、私の友人は無国籍メールアドレスを持つ人が少なからずいます。 従ってこの方法だと、逆にメールを拾い集める条件設定が複雑になってしまいました。

 特にウィルスが大流行した去年は大変でした。 差出人が所用があって善意で(気づかずに)送られてくるウィルス付きメールはほとんどありませんでした。(もし、あったとしてもその場合は、直接本人に警告できますので問題ありません。)  問題は、ウィルス自体が送り付けるメールです。 ほとんど差出人を偽るようになっています。 また海外のスパマーが感染してウィルスを送りつけてくることもあります。 その脅威は凄まじく、つい最近でも私のプロバイダのメールサーバが、ウィルスメールの過大なトラフィックによりダウンするほどです。 そのとき気づいてとった処置が以下に掲げる方法です。 応急的に行ったものでしたが、以外と功を奏し、ウィルスメールが少し下火(また最近増えてきているが・・・)になった今でも、スパムメールフィルタとして大変役に立っています。

 話は単純です。 本文にひらがなが無いメールはスパムあるいはウィルスメールとしてゴミ箱行きにするだけです。  これらの迷惑メールの特徴は、例えアドレスが日本からのものでも、ウィルスメールの場合、本文が日本語のものは極めて少ないということです。 多分、ウィルスメールの故郷が日本じゃないからでしょう。
 問題は、如何に「本文にひらがなが無いメール」という条件設定をするかです。 特殊なものではないのですが、以外とその方法が知られていません。 もっといい方法がありましたら、掲示板にでも投稿して頂けましたら幸いです。

以下の操作は Outlook Express の場合です。 同じような事は他のメールソフトでもできるはずです。
  1. メニューで 「ツール」→「メッセージルール」→「メール」 ルールの新規作成をします。

  2. ルールの条件で 「メッセージ本文に指定した言葉が含まれる場合」をチェック

  3. ルールのアクション 「削除する」をチェック

  4. ルールの説明の 下線のついた 「指定した言葉が含まれる」をクリックし

  5. 単語の入力のダイアログボックスで「あ」と入力

  6. 追加ボタンを押します。

  7. 単語の入力のダイアログボックスで「い」と入力

  8. 追加ボタンを押します。 

  9. 上記5〜8を繰り返して 「ん」まで50音すべて入力します。

  10. オプションボタンを押します。

  11. ルール条件のオプションのダイアログボックスで「メッセージが次の言葉を含まない場合」に設定を変えます。
    ■ここで条件を反転する訳です。

  12. OKボタンを押して ルールの説明が次のようになっていることを確認します。 最後の '市' または '株' または '有' または '研' はも付けた方が確実です。

メッセージを受信してから、このルールを適用する
メッセージ本文に'あ' を含まない または 'い' または 'う' または 'え' または 'お' または 'か' または 'き' または 'く' または 'け' または 'こ' または 'さ' または 'し' または 'す' または 'せ' または 'そ' または 'た' または 'ち' または 'つ' または 'て' または 'と' または 'な' または 'に' または 'ぬ' または 'ね' または 'の' または 'は' または 'ひ' または 'ふ' または 'へ' または 'ほ' または 'ま' または 'み' または 'む' または 'め' または 'も' または 'や' または 'ゆ' または 'よ' または 'ら' または 'り' または 'る' または 'れ' または 'ろ' または 'わ' または 'を' または 'ん' または '市' または '株' または '有' または '研'場合
削除する

  1. ルール名を適当に付けOKボタンを押します。

  2. 海外のメールで必要なものを受け取る可能性がある場合はこのルールより順位上に優先的に適用させれば削除には分類されません。

  3. 最後に追加したルールが一番優先度が高くなりますのでこのルールの適用順位の優先度を下げます。 
  4. ■ご注意、 ルールの表は一番上のものが最下位の優先度です。
    一番下から順にルールが適用されます。従いまして ルールの表ではこのルールが一番上(優先度最下位)に設定すればいいでしょう。

    (Outlook Express とか Word とか 何故か日本人と英語圏の人が作ったものと感覚が逆のようなものがときどきあります。)
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