HTMLヘルプ初級者コース

1999年5月22日公開・2021年11月11日更新

はじめに

本稿の内容は、20年以上経っていますが、2021年のWindows 10になった現在でも、HTML　HELPはいまだによく利用される安定したヘルプシステムです。
困ったことに、Microsoftのページは変遷が激しいためのリンク(最短の場合は数ヶ月)で切れることが多いです。
従いまして、HTML Help コンパイラ等は、随時、検索してダウンロードするしかありません。

HTML HELPの話題

　HTML　HELPはjマイクロソフトのOffice2000シリーズ以降のヘルプシステムとして採用されています。　従来のWindows　Helpと違って、表現力が豊かで、しかも基本的にホームページ作成の技術があれば、簡単に作成できるヘルプシステムです。　

　HTML作成ツールである HTML Help Workshop　Version1.3 は、英語版ですが、日本語版のHTML HELPファイル拡張子(.chm)を作ることができます。　(HTML Help Workshop のメッセージは英語のままです。)

　2021年現在、株式会社シフトロックが開発した、3次元リアルタイム電磁場解析ソフトウェア・3次元プリプロセッサの本格的なヘルプも本稿の方法で作成しています。

次の順に説明します。

HTML HELP Workshopをダウンロードしよう
ソースになるHTMLを作ろう
HTML ヘルププロジェクトを作ろう
いよいよコンパイル
フルテキストサーチを付ける
目次を付けるその１
目次を付けるその２
中級コースへ
実用的なボリュームとレベルのHTML Help を作る場合は、HTMLの編集はHelp Workshop を使うのではなく、普段使用しているソフトを使用しましょう。　このとき注意がいるのは、汚いHTMLを吐き出すソフトはNGです。　シンプルな必要最低限のタグを吐き出すものを使用しましょう。　私はホームページビルダーなどを使用しています。
ここでのキモは、特定の決まりを守って、HTMLを作るだけで、後はバッチでHTML Help Workshopを起動してコンパイルするだけで、目次付き、索引付き、キーワード付きのHTML Helpができるということです。
上級コースへ
プログラムからHTML Helpを呼び出すときのAPI・状況依存のヘルプ作り方などを述べます。

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